☆グレープシードオイルとは?☆
グレープシードオイルとは、葡萄(ブドウ)の種子から搾油して精製した淡黄色〜黄色の透明な液状油脂であり、僅かにブドウ種子特有の匂いがあります。これはなぜかというと、白ワインを作るときに得られる副産物だからで、チリやフランスなど、ワインの産地では多く生産されています。
ブドウの種子には7〜21%のオイルが含まれているので、100mlのオイルを作るには、100kgものブドウ種子が使われます。
つまり、大変貴重なオイルなため、大量供給できないのが現状であったのです。
しかし、当社は独自のルートで栽培の段階からしっかりしたオイル精製システムを構築しているため、一年中良質なグレープシードオイルを提供することが可能になっています。
リノール酸・オレイン酸を主成分とする、さっぱりした感触の軽めのオイルで、乳液などの基礎化粧品から分離型化粧水などの透明製品の油相成分に適しています。
他の植物油脂に比べ、酢酸dl-α-トコフェロール(ビタミンE)を多量に含有しているので、酸化しにくいのです。
☆グレープシードオイルの歴史☆
グレープシードオイルは、ヨーロッパでは古くからサラダ油や揚げ物油などに利用されていたほか、フランスでも昔から高級料理に使われていました。
日本ではあまり料理に用いられることはありませんでしたが、最近はそのわずかに特有の香りがあるもののくせがないという特徴が注目され、サラダのドレッシングなどに用いられたりもしています。
キレイなグリーンの色をした見た目のよさも手伝い、近年では認知度も高まってきました。
健康食品や化粧品にも使われるようになり、ポピュラーなオイルのひとつとして、グレープシードオイルは珍重されているのです。
☆グレープシードオイルの効能☆
グレープシードオイルはもともと酸化しないオレイン酸を多く含んでいますが、酸化を抑える効果のあるビタミンEもオリーブオイルの倍以上の30%を含有しています。
ビタミンEには血行を良くし、老化を防ぐ効果があるのですが、これはなかなか食べ物からはとりにくいものなので、最も効率よく摂取するにはグレープシードオイルが適しているのです。
オレイン酸も、オリーブオイルの倍以上含まれており、このオレイン酸は血中でも空気中でも酸化を受けないという点ですぐれています。
酸化しないオレイン酸は、食べれば血中脂質が酸化せず、その結果、成人病の発祥リスクを下げてくれるという利点があるのです。
また、ポリフェノールも含まれているという点がグレープシードオイルの特徴と言えます。
植物油に含まれるポリフェノールはグレープシードオイルが100g中、1.300mgと最も多胃といわれています。また緑色が濃いもののほうがポリフェノールを多く含んでいます。
ポリフェノールは、活性酸素を水や普通の酸素に還元し、安定化させ、細胞の異変、DNAの傷つきをおさえる働きがあります。
コレステロールも他のオイルと比べると分かるとおり、まったく含まれていないため、動脈硬化の予防も兼ねて安心して食用にもお使いいただけます。
また、ぶどうの種に含まれている抗酸化物質/プロアンソシアニジンは脳の活性酸素を除去してくれると言われています。
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