ハワイアンマッサージロミロミ3 ロミロミの歴史
<ロミロミの歴史> 18世紀末のカメハメハ王朝時代に存在した、ネイティブハワイアンのカフナ(KAHUNA=秘められた力や専門的な知識を持つその道の達人)と呼ばれる、ヒーラー(セラピスト)から選ばれた者へと伝えられて、何世代にも渡ってOHANA(血族)とAINA(土地・環境)に受け継がれてきた、本来のあるべき姿に戻すためのヒーリング療法であります。 ロミロミは、現在でも多くの人々を癒しに導く、精神と身体を治療する目的のマッサージ療法であり、カフナには人々の健康を守る医者的な役割があったのです。 世界には、それぞれの土地に必ず代々守り受け継がれ、伝承されてきた、先人の知恵とも言うべき文化と民間療法(伝承医学)が存在しますが、特に古代ハワイには文字が無かったため、あらゆる教えや生活の知恵などの文化が、メレ(口伝え)とフラ(舞踏)のほぼ二つによって継承されてきたのです。ロミロミも例外ではありませんでした。 <ロミロミのスピリット> ハワイでは、肉体とエネルギーとは深くつながっているとされ、病は気が大変関わっていると考えており、ロミロミは身体にも働きかけますが精神にも働きかけるマッサージとされています。素手で身体に密着させてマッサージすることで、緊張から解き放し、魂と身体を癒すまさにスピリチュアルヒーリングなマッサージです。 愛と祈りの気持ちを込めて誠実に行っていくこと、それがロミロミの精神です。心を込めて身体に触れるのが基本。 まず精神を統一し、手の温もりを身体に伝えることによって、施術者のエネルギーを患者に注ぎ込みます。愛にあふれた施術によって身体や精神が癒されるという伝統的な考えに基づいています。それは、身体的疾患は心理的なことが大きな原因であるという考えから、マッサージする側の手が優しく愛に溢れていれば、受ける側はその愛を感じ、身体の疲れだけでなく魂までもが癒されていくというもの。身体の不調は、心と深く関わりがあると考えるロミロミは素手で身体をマッサージすることで、相手の痛みや身体の不調を感じ取り、心と体を癒すまさにスピリチュアルヒーリングなマッサージです。身体を労わることによって心の不調も癒すことができると信じられ、心・魂の調和を願って受け継がれてきた伝統の知と技術の結晶です。 <通常のアロマ・リフレクソロジーとの技術的な違い> ロミロミにはリフレクソロジーも取り入れられていますが、ロミロミの方がよりダイナミックな刺激があり、関節及び筋肉を丹念に解していく行程が中心です。普通の指圧マッサージと異なる特徴としては、腕全体の骨をコテのように用いて、手指や掌だけでなく、肘や脚なども使って、アロハ(ALOHA=愛)の精神で筋肉と関節の最深部までマッサージしてセラピーしていくのです。身も心もスピリチュアルな真の開放感が得られます。