次の部位に使用しないこと
損傷皮膚及び粘膜には使用しないでください。(損傷皮膚及び粘膜への使用により、刺激作用を有します。)
組成・性状
エタノール(C2H6O)76.9〜81.4vol%を含有します。
無色澄明の液体で、特異なにおい及びやくような味があります。
効能・効果
手指、皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医薬用具の消毒。
用法・用量
1、重要な基本注意
(1)眼に入らないように注意してください。
眼に入った場合は直ちに水でよく洗い流してください。
(2)広範囲又は長期間使用する場合には、蒸気の吸入に注意してください。
2.副作用
本剤は、使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実地しておりません。
(1)過敏症:発疹等の過敏症状(頻度不明)があらわれることがあるので、このような場合には使用を中止し、適切な処置を行ってください。
(2)皮膚:刺激症状(頻度不明)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には使用を中止してください。
3.適用上の注意
(1)人体◇投与経過:外用にのみ使用してください。
◇使用時:同一部位(皮膚面)に反復使用した場合には、脱脂綿等による皮膚荒れを起こすことがあるので注意してください。
(2)その他◇使用時:本剤は血清、膿汁等の蛋白質を凝固させ、内部にまで浸透しないことがあるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合には、十分に洗い落としてから使用してください。
◇器具等材質
(ア)合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学危惧、鏡器具、塗装カテーテル当には、変質しるものがあるので、長時間浸漬しないでください。
(イ)金属器具を長時間浸漬する必要がある場合には、腐食を防止するために、0.2〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加してください。
4.その他の注意
◇承認外の経皮的エタノール注入療法(PEIT)使用例で、注入時の疼痛、酩酊感、発熱、本剤の局所外流出による重篤な胆道・腹腔内等での出血、肝梗塞、肝不全等が報告されています。
薬効薬理
本剤は、使用濃度において栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルス等には有効ですが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び一部のウイルスに対する殺菌効果は期待できません。