ベビーオイルやキャリアオイル50mlに対し、エッセンシャルオイルを6~10滴入れて、よく混ぜます。(1%以上は入れないでください。)
これだけで、簡単にアロマテラピー効果のある、マッサージオイルの完成です!
また、エッセンシャルオイルの知識がある方は、お好みで相性のよいシングルオイルを何種類かブレンドしてもよいですし、エッセンシャルオイルの知識があまりない方でも、最適なバランスで配合されたブレンドエッセンシャルオイルもありますので、それらと混ぜてもいいでしょう。
ブレンドの精油はシングルの精油とはまた違った深みと趣がありますが、お好みでお気に入りの香りをお使い下さい。また、成分に使われているハーブの薬効をよく調べて、施術したいマッサージの目的にあわせたオイルを選ぶと良いでしょう。
超高濃度の濃縮エキスのため、そのまま肌につけると、濃すぎて炎症を起こすことがあります。
香りも刺激が強すぎるので、必ずキャリアオイルや水などで希釈して利用してください。
エッセンシャルオイル(オレンジ)には、どんな効果があるの?
<エッセンシャルオイル(オレンジ)>
オレンジの果皮を圧搾法により抽出したエッセンシャルオイルです。
オレンジ精油の香りは、柑橘シトラス系の代表であるミカンの香りで甘くてとてもフル―ティなのが特徴です。
嫌いな人は殆どいないでしょう。効能としては、精神的な疲れや不安・緊張などを解き放ち、リラックスさせて明るい気分にしてくれます。
エッセンシャルオイル(ローズ)には、どんな効果があるの?
<エッセンシャルオイル(ローズ)>
ローズエッセンシャルオイルには、モルヒネと化学構造が似ていることから脳内麻薬とも呼ばれる神経伝達物質β-エンドルフィンやエンケファリンの分泌を高めるという特徴があり、その分泌により、強い鎮静作用、リラックス感、催淫効果、至上の幸福感、愛をもたらします。
ローズの香りは、精油の中で最もエレガントでゴージャスで甘くてとても深い香りです。
マッサージする施術者の愛と施しがダイレクトに患者に伝わり、精神的痛み・緊張・不安・ストレス・いらいらを和らげます。ローズは保湿効果が高く、加齢による潤いの低下・かゆみ・ストレスで傷んだ肌・乾燥肌のケアに適しています。
吸引した場合には、ホルモンバランスを整えて、ダルさや生理痛などの月経前症候群を和らげる作用もあり、落ちこんだ心を元気付けて気分を明るく高揚させ、ハッピーな気分にさせます。
エッセンシャルオイル(ラベンダー)には、どんな効果があるの?
<エッセンシャルオイル(ラベンダー)>
具体的に外用として、火傷、切り傷、ニキビ、乾癬など真菌の増殖防止、筋肉痛、リウマチ痛、呼吸系・精神系にも、喘息など“万能の精油”と呼ばれる程に用途が広いうえ、直接原液を皮膚に投与できる程に安全なエッセンシャルオイルなのです。
アロマセラピーにおける最も代表的な精油の一つであり、鎮静・鎮痛・鎮痙・消炎作用などが期待のできる三百種類もの有機化合物によって構成される、精神と身体に作用するというスグレモノです。
アロママッサージに使用する場合は、吸引によって生体リズムの調整やリラックス効果が期待でき、オイルの皮膚浸透によって捻挫や筋肉痛、そして強力な殺菌作用が期待できます。